売れる商品の分析
売れる商品には、様々な要因が考えられます。商品自体の機能性や特質、広告やメディアによるイメージ訴求、商品のブラ
ンディング、商品を直接手にできる買い場におけるVMD、店舗イメージ戦略などなど、様々なポイントがあります。 カラーマーケティングは、これらすべての段階で関わりがあると思います。特に商品自体のデザインやパッケージデザインは、とても重要な要因の一つですね。 そこで、今回は、2012年度ヒット商品に挙げられていた「太陽のマテ茶」について、色彩分析をしてみました。 飲料分野は、昨今多岐にわたっていますが、特にお茶や水の売り上げには目を見張るものがあります。健康ブームに後押しされ、特...に日本においては顕著です。 通 常、お茶のカテゴリーで見てみると、緑茶、麦茶、中国茶、その他のお茶などが揚げられますが、多くの場合、そのお茶の色をイメージするパッケージが多いで すよね。そんな中では、どれを意識して買うのか、意識しないで買うのかという問題もありますし、広告のイメージに影響されて買う場合もあるかもしれませ ん。 太陽のマテ茶の根本的に、ほかのものと違う点(差別化)は、パッケージデザインと色が、ほかのモノとは全く違っている点にあります。 商品コンセプトとの整合性もありますが、単純に墓のものと比べて、鮮やかさがとてもあり、その基本となる赤の色は、どんな色よりも目立ち、元気な気持ちに なれるというところは、特筆すべき点です。 今までのお茶のコンセプトは、ほっとする、癒される、落ち着く、体にいい(ダイエット・メタボ につながっている)・・・などのようですが、マテ茶に関していえば、それとは真逆であり、元気・活気をイメージさせ、人々は、一方でこのようなイメージを 欲しているということが、このヒットの結果を見てもおわかりになるのではないでしょうか。