top of page

新宿NEWOMANレポート

仕事の打ち合わせで、新宿NEWOMANのブルーボトルカフェで待ち合わせをした折に、早めに新宿に着いたので、初めて建物内部の店舗や内装・外装を待ち合わせ時間まで出来る限り見学させていただいた。

駅ビルということで、ともするとモダンすぎてありきたりなイメージになりがちだが、しっかり色彩計画の提案がなされているというのを強く感じた。 通常のビル内の店舗は、それぞれの店舗の特徴が遺憾なく表れていて、まったく違ったテイストを感じるものだが、このNEWOMAN内の店舗は、全体のビジュアルイメージを中核に置いた内装になっていた。かといってまったく一緒では、まったく個性が出ないわけで、その違いを様々な要素によって、違いを表現しているように見える。

大きな色彩計画のきもは、ナチュラル感。そのナチュラル感は、建物内装に遺憾なく表現されていたが、各店舗にもそれがびっくりするほどの統一感でナチュラルな木調で表現されていた。 日本においては、いまだ主流をなすと思う「ナチュラル・モダン」というトレンド。トレンドというより、かなり定着したビジュアルイメージになっている。それを中心に、「ナチュラル・クラシック」「ナチュラル」「ナチュラルモダン」といったナチュラルを中心としてモダン感の強い店舗、クラシック感の強い店舗、若者に人気のラスティック・モダンのナチュラル感を強くひょうげんしたものなど、一つの共通性(ナチュラル)をうまく取り入れいるので、全体に違和感なく気持ちの良い空間を感じる。 そのキーカラーが、明るい木調であるため、とても優しく、流れる空気感や時間軸がやさしくゆったりしたイメージを私たちに与えてくれている。

カラーマーケティングのなかで、五感によりアプローチの重要性が挙げられるが、視覚戦略と同時に臭覚にも注意を払っている。その香りは、森林を思わせる、多くの人々にとって不快に感じない、好まれる香の選択になっているなと感心させられた。 ただ、難を言わせていただくと、まったく違う店舗にもかかわらず、ほぼ同じイメージのあったりして、同じ店舗なのかなと勘違いしてしまうものなどがみうけられたことだ。 全体と個というものの活かし方は、なかなかむずかしいものだなと。計画に携わった方々のご苦労を感じるものである。

Featured Posts
Recent Posts
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Classic
  • Twitter Classic
  • Google Classic
bottom of page