パフォーマンスを向上させる脳の鍛え方
■2017年1月27日に東京商工会議所新年会の講演会で、スポーツドクターである辻氏の「スポーツ心理学から学ぶマネジメント」~個人と組織のパフォーマンス向上に向けて~をお聞きした。以下はそのレポート。
●スポーツにおいても日常の仕事においても、最大化したパフォーマンスを上げる最もコアな手法は、脳を鍛えること。
●脳を鍛える方法:フローな状態をつくること
①フローとは:心の状況をととのえることであり、心のありようは、「ゆらがず、とらわれず」過去や未来にとらわれず、今を生きる。フォローとは、ご機嫌な状態。Flow do it. フローな状態でいることは、中庸な精神状態にいることである、正しい判断ができることになり、自分の心を自分できめることであり、言い訳や文句や愚痴と対極にあるモノである。
②思考のルーティーン対行動のルーティーン ⅰPDCAは、行動のルーティーン。過去や未来にこだわっている。
③思考のルーティーンにより、自分の心を整える(脳内で)=ライフスキル
④ライフスキルを習慣化し、フローな状態を創ることで、パフォーマンスを向上させることができる
ⅰ「今に生きる」と考える(と考え、リセットする)
ⅱ笑顔を大切にする、と考える
ⅲ一生懸命を楽しむ、と考える
ⅳ好きを考える(アルファー波が出る)
ⅴありがたいと考える
ⅵ夢を考える ●仕事・企業に関して
ホワイト企業になるには? ①働き甲斐、幸せ、社会貢献
②健康であることが重要
ⅰ個人タフネス⇒増進・トレーニング 心を鍛える=脳を鍛える=ライフスキルの習慣化
全体(共有)
(自立)個人 関係(信頼)
③エクセレントなチーム・フローな組織
「指示」×「支援」⇒パフォーマンス(この2つのバランスにより、最大化する)
ⅰ自立とは:自己責任
ⅱ「何を」×「どんな心で」(フロー)
ⅲ企業のシステム⇒「指示」×【支援】
*周りのパフォーマンスを引き出す
指示⇒内容:なにを × パフォーマンス:2つのバランスが良いとき、素晴らしいパフォーマンス
支援⇒心の状態
**支援力とは:自分が機嫌が良いこと(フローな状況)、禅嗜好の発動を促す働きかけ(信じる)、コーチ力というライフスキル
***コーチ力というライフスキル
・わかってあげる姿勢
・(結果より変化)変化とは、可能性や変化