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消耗品のパッケージデザイン戦略

カラーマーケター&カラーデザイナーの伊藤 幸です^^ いつもご覧いただきありがとうございます! 過去20年にわたり、教育関係でカラーマーケティング手法や色彩学、色彩計画論、カラーコーディネートについて教鞭をとってまいりましたが、特に、消耗品、つまり、大手メーカーが販売している洗剤や、石鹸、歯磨き粉、芳香剤や消臭剤等において、当初あまりにも日常環境(インテリア中心に)のビジュアル・デザイン・イメージとの乖離を感じるパッケージデザインでした。そこで、学生たちの課題として、「特に身近な商品群の中より選定し、新たな新商品開発を考案する際、パッケージデザインを表現する」を出題していました。 その前段階として、全体的な調和の話やイメージ表現の話、当然配色技法の話、視覚効果、色彩心理の話等を終えての、それらを総合して、応用する課題です。

多くのデザイン系の本には、インテリアとの融合性や個々人の嗜好性や多様性、トレンド性を考慮して、消耗品のデザイン計画を考えるなんてことは、一切書かれておりませんでした。機能性や特質等について色や形態でどのように表現するかに尽きるものでした。

さて、そんな中、アスクル(事務用品のネット販売)において、そのような消耗品のパッケージデザインに、やっと出てきたかと思わせる新たなデザインが出ています。アスクル限定ということで、メーカーとのコラボで出来上がったようです。

トッピツすべき点は、従来からアスクルで売られていた洗剤等が、デザインの変更により、売り上げが4倍に増えたという事実です。こだわりの消費者においては、こだわりの容器に入れ替えるということであれば、デザインの変更は功を奏しなかったことでしょう。しかし、事務所や会社などにおいては、商品そのものが、廻りと違和感がなければ、入れ替えなんてしなくてよいモノの方が、面倒なくてよいに決まっています。

現在のビジュアル・デザイン・イメージに対する人々の環境がレベルアップしてきているという事実を踏まえて、

ターゲットをどこに選定するか 現在の周辺環境のトレンドを分析する 重要ですね^^ カラーマーケティングの威力を発揮できる素地が広がってきているようです^^ といいますか、カラーマーケティングのポテンシャルは、従来より非常に高いのですが、受け入れる製造業側の氷が徐々に溶け始めている?、売り上げにいかに感性デザインが重要なのか、受け入れ始めている?アロマの大流行から、商品デザインの重要性を知ってしまった?のかもしれません。 いずれにしましても、とても喜ばしいことです!! 日本産業のモノやコト作りにおいて、隅から隅まで感性価値の向上が広がりますように。 A good example that the power of color marketing was revealed.Color marketing is a very effective strategy in all fields.For example, in the building field, it is very effective for residential design, building design, apartment design, nursing care facilities, medical facilities, rental properties, store design, hotel design, etc.For example, in the product strategy, the design and color orientation of the product itself, the design and color orientation of the package design can be clearly embodied along the target and the concept.In the consumable goods strategy of this time, it can be realized by a relatively simple method, but even in such a case, sales will jump by a factor of four.

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