インテリア色彩計画 Part1
◆色彩心理パート1◆ 色彩が、私たち人間に大きく影響することが脳生理学や心理学、色彩学、感性工学などの研究でわかっています。 科学的にも実証された色彩の影響力をうまく実生活や実際の仕事に活かすことは、快適な環境を創出したり、快適な生活を実現するにあたり、重要な要素です。
今回は、インテリアの内装材を例に、考えてみたいと思います♪
インテリアの内装には、天井材、壁材、床材、ドアなどの建具材、ソファや置き家具などの家具、カーテンやベットのカバーなどのファブリック類、その他絵や観葉...植物、置物などのインテリア小物がありますね。
まずは、色彩の影響は、面積が大きいほど、その影響は大きいので、このインテリア要素のうち、天井材、壁材、床材の色彩の影響について見てみます。
写真をご覧になってください。この例は天井材や床材も同じ色彩を使っているので、かなり大げさな効果になっていますが、写真の右と左のどちらが、興奮しますか、元気が出ますか、落ち着きますか、若返ると思いますか・・・
右左ともに、「落ち着きますか」いう答え以外はイエスです。
しかし、皆さんも感じていらっしゃるとおりに、右の赤は、とても鮮やかですね、
広い面積に使うには、強すぎると思われることでしょう。色彩の影響力は、この鮮やかさが最も作用します。
ですから、この赤の中で、生活するということは、強く興奮しますし、元気になりますし、若返りに影響します。
が、その反面、強すぎて、興奮しすぎイライラして来たり喧嘩っ早くなったり、疲れてしまいます。
異空間に利用することを除いては、特に生活環境の中においては、あまり色彩の強い影響を与えることは、心理的生理的にあまり良いこととはいえないでしょう。
一方、左のピンクですが、鮮やかではない色ですね。この色は、赤と同じ色みを持つ仲間ですが、赤とは明らかに鮮やかさに違いがありますね。
なので、色彩の影響力は、程よく影響するということになり、強く影響しないということです。
ということは落ち着きを感じさせてくれる色です。とりわけ大きな面積を占める色には、生活環境の中では、あまり鮮やかでない色は、心理的生理的には優しくてよく、程よく元気になったり、程よく興奮したり(興奮というより、活力が出てくるといったほうがいいですね)、細胞が活性化するので、若返りに優しく作用するわけですね。
私たちの社会や生活の中では、目的や用途などにより、しっかりとした色彩計画がされることで、快適にもなるし、不快にもなる。また統一感がとれたり、ごちゃごちゃした感じになったりします。
重要なことは、十分な色彩知識で、計画していけば、様々な色彩の効果を享受できることではないでしょうか(^^)
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