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インテリア色彩計画 Part2

前回の一般的なインテリア計画の進め方は以下の通りです。

(1)新築の場合は、決定した図面(特に平面図)を入手し、それを基に

 お客様のライフスタイルやニーズをヒヤリングし、要望を把握する。

(2)現場において、実際のサイズや知っておくべき情報をチェックする

(3)要望と現場情報をもとに、インテリア設計を行う

 基本的には平面図やインテリアイメージボードにより

 プレゼンテーションを行うが

 場合によっては、パース図で全体的なイメージを理解していただくために

 作成する場合がある

(4)インテリア設計が決定する

(5)具体的に、インテリアエレメントを決めていく

 インテリアエレメントとは、インテリアを構成するそれぞれの要素のことで、

 例えば、壁に貼るクロス、床材、家具、カーテンなどを

 材質と色彩とでデザインの視点から、カタログで選択していく。

 また、ショールームなどで実物をみて確認しながら選択する

***

私の場合は、(1)の部分が大きく異なります。

すべてのモノ作りは、顧客の詳細な分析にかかっていると考えています。

ですので、このはじめのプロセスで良くも悪くも決まってしまいます。

大雑把に言ってしまえば、

「お客様のライフスタイルやニーズをヒヤリングし、要望を把握する」

ということなのですが、

現在では、消費者の多様性や個性化が進んだ成熟した志向を呈しているので

本当にお客様の嗜好するインテリアイメージを把握することは難しくなってきています。

そのような中、単にヒヤリングだけに留まらず、独自のメソッドによって、

顧客の詳細な色彩の嗜好性やデザイン嗜好性などを分析し導き出します。

その上で、現在のライフステージ

つまり、現在の状況、たとえば結婚、離婚、子供の独立など

どんな生活状況にあり、これからどのような生き方を志向しているのか

や、価値観・経済的要因などを基に、

マッチングしたインテリアイメージを創造します。

インテリアイメージとは、

具体的にはクラシックとか、エレガントやシンプル、モダンなど

単純なインテリアイメージがありますが、

消費者の多様性・個性化に伴い

ファッション業界に見られるような

あるイメージのものとあるイメージのものが融合した新たなイメージ

例えば、ロマンティックエレガンス(優雅で上品だが、どこか可愛らしさをもつ)

ナチュラルロマンティック(色彩はアースカラーなどの優しい落ち着きのあるもので、

デザインが可愛らしいテイスト)

などのように、複雑なイメージのものが増えています。

インテリアにおいても、同じことが言えると考えます。

以前、ホテルのインテリア計画の仕事で、

競合ホテルのインテリアイメージのリサーチをしたところ、

リゾートホテルのインテリアイメージのトレンドは、

エスニックモダンでした。

色彩や素材感は、エスニックな感じで表現し、デザインがモダン。

このように、インテリアイメージも単純なものから複雑なものへとシフトしています。

この複雑さを明確にイメージコンセプトとイメージボードなどで、お客様に提案。

次に、そのコンセプトに沿って、

具体的なデザイン及び色彩計画をインテリア全体の統一感を考慮しながら

ビジュアル化し(具体的なパース図やアイソメ図)、現実的なイメージを見ていただきます。

そして、具体的なインテリアエレメントの選択へと進んでいくわけです。

といった通常の流れに私の独自の手法を付加して実現してゆきます。

********

次回は、インテリアエレメントの役割とその色彩計画の方法、考え方について

ご紹介したいと思います。

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最後までお読みいただきありがとうございます!

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(有)藤寿建築設計事務所 TEL:0422-33-2088

Email:miyumiyucold@gmail.com

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